どうも、ぼくしです。
今日は私が旦那としてハッとさせられた情けない実体験を紹介しようと思います。
このきっかけをもとに、わたしは自分に足りないものを見つけることができましたし、妻には本当に感謝しています。
この事件無くして今のパパとしての姿勢はないと思います。妻は偉大です…!
皆様のなんらかのきっかけになれば幸いです。
妻曰く、男は何も考えてない
結婚してからしばらく経った後、まだ息子がいない時でしたが妻からある時こんなことを言われました。
「男はほんま何も考えてへん。女の人には出産も適齢期があるし、子供産むにも仕事がある。みんな逆算しとる。」
「まず高齢になったら妊娠も難しい。卵子は老いるのみや。子供を産むんやったら早いうちがええ。」
「しかも子供産むんやったら仕事も休まなあかんし、仕事のキャリアも一時停止や。後輩が上司になることもあるで。」
「家のローンも35年やで。40歳で家買うたら75歳までやん。そこまでずっと支払えるか分からんやろ。」
「ちゃんと逆算して人生設計しとるんが女やねん。」
全ての女性がちゃんと逆算して人生設計をしているか、全ての男が何も考えていないかはともかくとして、少なくともわたしは思い返すと何も考えていなかったなぁと思います。
「え?子供?欲しいけど、いつでもいいよ!いつか授かりたいね!」
「家はね、一軒家派だけど、いつ買っても変わらなくない?」
こんな感じでした。
まぁ今になって思いますが、結婚した後に聞けてよかったです。これ結婚する前に聞いてるってことはもう詰んでますしね…
結婚してから何を考えていたか
結婚してから考えていたことはただ一つ。
「この人と幸せに過ごせればいいな!」
これだけです。はい、本当にこれだけでした。
たぶんこんな事を公言したら、次の瞬間既婚女性100人くらいから袋叩きにあっていたことでしょう。
今思うと、わたしも当時の自分の右頬をぶん殴りたい気持ちに駆られますね❤️
これの何がまずいか。今思うと以下の3つに分けられると思います。
- 考えていることがただの願望
- 将来に対して謎のポジティブ思考
- 自分がどうこうしたいという気持ちがない
考えていることがただの願望
何かを達成したいのであれば行動しないとはじまりません。
なのに、当時の自分は「幸せに暮らせたらいいなぁ」という、もはやただの妄想レベル。
芸能人と付き合いたいなぁなんて呟いて、横たわりながらポテチを貪ってテレビをぼーっと眺めているレベルと変わりません。
寝言は寝て言え!!!!
しかも、幸せに暮らすというのがどういう感じなのか、どうすれば幸せに暮らせているのかという具体性も持ち合わせていませんでした。
完全に自分基準の、自分で考えただけの妄想です。相手の気持ちもよく考えていない自分でした。
将来に対して謎のポジティブ思考
なんとなく仕事を頑張って、子供もできて、幸せになれるんじゃないかなぁというよく分からないポジティブ思考もありました。
そこそこ仕事もできるようになって、結果も少しずつ出ていたからでしょう。なんとなく上昇気流に乗れているようなそんな気分でした。
将来どんなことが起きるかも、どんな心配事が起きるかも、全く将来を考えられていませんでした。
「なんとかなるだろう!」そんな気持ちだけでした。
無責任甚しくてドン引きです!!
6年無事に過ごせたから7年目も行けるだろう!その程度の気持ちだけだったのだと思います。
自分がどうこうしたいという気持ちがない
「幸せに過ごせればいいな」
この気持ちには、自分の意思がありません。
「俺が幸せにしてやる」「俺がこうする」みたいな言葉があれば幾分かマシなものの、過ごせればいいなぁというただの”状態”で終わっています。
いろんな意味で、おわっています。
結婚してもなお自信が持てない自分
振り返ると、結局のところ自分には自信がなかったのだと思います。
学歴もそこそこ良く、仕事もそこそこ出来ていましたし、お給料もそれなりにいい会社でした。
でも、自分で自分を認められるだけの成果をあげられていませんでした。漠然とした不安があったんです。
「自分は所詮大した人間ではない」「驕るんじゃない」もう1人の自分がいつもこう囁いていました。
自分で自分を認められない上に、他人から褒められても真剣に否定するようなネガティブ人間でした。。。
自分に自信がないからこそ、願望しか考えられず、都合のいいことしか考えられず、意思がなかったのだと思います。
相手の幸せを叶えられる自信がないんです。なんとかなるという気持ちしか持てないんです。そして自分が行動したところで何も変わらないと思っていたんです。
23時に始まる深夜のミーティング
そんなある日、夜遅くまで仕事をして夜の23時に帰ってくることがありました。
帰ったらNetflixで何か見ようかなぁ。そんなことを思って玄関のドアを開けると、そこに妻がいるではありませんか。
「ちょっとこっちに来い。」
言われるがままにリビングに行き、わたしはリビングの白いソファの右側に座らされました。
妻はどかっと左側に座りました。そこから深夜1時になるまで約2時間。説教をされたんです。
例えるなら、今まで出会ってから感じた短所や良くないところを1000%濃縮して、その濃縮した黒い球を大谷翔平が時速160kmで投げてくる感じの説教です。えぐいです。
話終わった後、6-7年付き合ってはじめて妻の目の前で号泣しました。情けないくらい泣きました。
男泣きどころの騒ぎではありません。大号泣です。
要約すると、妻は「お前、このままでええんか?」と言い続けてくれました。
自信もない、理想もない、でもなんとかしたい、そんなぼんやりとした気持ちで生きていた自分に思いっきりビンタをしてくれました。
心の底から「あ、わたしこのままだと終わる…やばい、なんとかしないと」と思いました。危機感1200%でした。
そこからわたしの人生は少しずついい方向に変わっていったと思います。心から妻に感謝です。
旦那として、父親として不可欠なこと
まとめると、わたしに必要だったのは「覚悟」の一言に尽きると思います。
自分が家庭をこうしていくんだ、自分が妻を幸せにするんだ、という決意と覚悟。これなくしてきっと幸せな家庭は築けないんだと、この経験から思います。
今3歳の息子がいますが、子供がいても結局のところ同じではないかと思います。
自分が子供をこう育てるんだ、子供を幸せにするために自分はこうしていくんだ、全て自分の覚悟次第だと思います。
そして「覚悟」から「どうしたいか」「どうするか」を考え始めるのだとわたしは思います。
子育てにも悩みますし、仕事と家庭のバランスにも悩みますし、子供や妻への向き合い方にも、わたし自身本当によく悩みます。皆さんもそうだと思います。
でも、結局悩もうが考えようが、どうするかの覚悟次第、行動次第ではないでしょうか。
未だに100%自信があるわけではありませんが、間違っていたらそこからやり直そう!とりあえずやってみよう、家庭も仕事も、こうしていくんだ!そんな気持ちで毎日暮らしています。
旦那としても、パパとしても不可欠なのは「覚悟」。日々この言葉を胸に刻みながら丁寧に毎日を生きようと思います。
結婚生活も、共働きしながら子供を育てる生活も、初めてです。だからこそ、こうしてみようああしてみようと奮闘する覚悟をもって、妻と共に頑張ろうと思います。
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