こんばんは、ぼくしです。
共働きをしながら息子を育ててはや3年が経過しようとしています。
妻とも話したことはあるのですが、家庭内でわたしにまず求められているのは「仕事」です。つまり、家庭でのわたしの役割は「稼ぐこと」です。
今回はそんな仕事にまつわる話、仕事への向き合い方について紹介しようと思います。
仕事の姿勢って本当に大切だなぁと感じた経験を綴ります。仕事の向き合い方と言いつつ、最後は家族への向き合い方にも共通する点がありますので、ぜひ読んでみてください。
学歴が高ければ人生うまくいく?
学生時代、わたしはいわゆる学歴社会・偏差値至上主義の世界にどっぷりと浸かっていました。
成績の良さやいい大学に入ることが成功への道だと考えていました。
「知識こそ至上、とにかく頭の良さこそ全て」…とまで思っていたかは定かではありませんが、少なくともそういった考えは頭のどこかにあったと思います。
あるいは、運動でモテていたいわゆる運動部員や陽キャに対する対抗心もあったのかもしれません。
なんで小学校の時とか走るの早いだけでモテるん?
それはさておき、ある意味で、学歴が高いと成功しやすい、というのは正解とは思います。
良い大学に入れば良い仕事に恵まれる可能性も、良い人に出会える可能性も上がると思います(あくまで可能性にすぎませんが)。
良い環境に身を置けば「やばい、こんなに出来るやつもいるのか!」と自分のレベルも上げようという気になるだろうと思います。
わたし自身、そこそこいい大学に行けて沢山のいい人に巡り会いました。妻とは大学で出会いましたし、今も仲の良い友人はだいたいが大学の頃の友人です。
そんな人生でしたから心の奥底ではこんな事を考えていました。
「ひとまず頭さえ良ければ、勉強さえしてれば社会に出ても安牌やろ」
ただ、知識だけが全てでは無いんだと感じたのが社会人になってからでした。
死んだ目をした先輩
研修期間を終え、チームに配属された後のことです。
同じチームに所属していた方々は世間一般でいう一流大学・一流大学院出身の方達ばかりで「自分はなんてレベルが低いんだ…」と劣等感に苛まれながら日々を過ごしていました。
「ここ間違ってるよ〜」「あ、ここ抜けてるねぇ」「この文法間違ってるよ〜」
本当に優しく指導をしてくれる先輩方でしたが、指摘をされるたびに「え…こんなに自分ってミスが多いの…」とショックを受けて心は傷だらけでした。
仕事ができる≠学歴がいい、これを1番痛感しました…
そんなある時、どこか疲れているような、死んだ目をしているような人が同じチームにいることに気付きます。
なんでだろうなぁ…と思いながらも、ひとまず仕事に慣れることに必死でしたので一旦忘れて再び仕事に没頭していました。
そして数ヶ月後。
「あ、この人は仕事に熱意がないのかも…なんとなく仕事をこなしているだけなのかもなぁ」
先輩がそんな風に見えてきたんです。
というのもOJTでその先輩(仮にAさんとします)に色々と教わろうとしても、「あ、こんな感じでいいよ」「まぁ良いんじゃない?」と軽く流されるだけ。
その先輩が過去にやった仕事を見せてもらった時も、「え、この程度しか提案しないの…!?もっと出さないとやばくない…?」と驚くくらい仕事の資料の内容が薄かったです。
Aさんは世間一般でいう一流大学・一流大学院出身の方でした。しかし、どこか仕事は左から右に流す程度。新人ながら非常に衝撃でした。
師曰く、大切なのは「知識よりも意識」
そんな折、とある人生の師匠に「仕事で先輩のAさんがこんな感じなんです」という話をしました。そうすると、突然師匠からこんな事を言われました。
師匠「ぼくしくん。もし、たった今自分が胃がんだって診断されたらどうする?」
ぼくし「え、胃がんですか…?」
師匠「胃がんになったら不安でしょ?不安になったらどうする?」
ぼくし「とりあえず胃がんとか治療費について調べますかね…?」
師匠「そうだよね。なんで調べようとしたかわかる?胃がんを意識したからだよ」
師匠曰く、もちろん知識も大事なんだけど、それよりも大切なのは意識。知識よりも意識。
「意識があるからこそ、知ろうと思うし知らないとダメだ!って思って行動する。意識があれば、どんどん学ぶしどんどん行動するから、知識よりも意識が大切だと私は思うよ。」
なるほどなぁと思いました。胃がんに限らず、自分ががんになったら今どのステージなのか、どのくらい治る見込みがあるのか、怖いからこそ知りたくてたまらないと思います。
翻って、仕事でも同じことが言えるかもなぁと思いました。
仕事でああしたい、こうしたいという意識が無いと、なんとなく右から左に仕事を流すようになってしまうのだと思います。
また、大学受験の時にあれだけ勉強していたのは、良い大学に入る!!という意識があってこそのことだったのかぁ、と自分を振り返りました。
そんなこんなで若手の頃は、かなり尖っていたと思います。
「仕事に熱意がない人はダメな人だ!!良くしたいと思う意識のない人となんて仕事したくないわ!!」
仕事に熱意がないと良い仕事ができないし、その結果として良い仕事ももらえない!会社のことを考えてない!無責任じゃないか!!なんて心の中でモヤモヤと思っていたものです。
思うだけで、実際嫌われたくない人間なので表面上はニコニコしていましたが…。
子供ができて気づいたこと
ただ、子供ができてまた一つ気づいたこともありました。
それは、育児の凄さと大変さ。
子供ができて初めて親に心から感謝しました。
「え…こんなに自分を育てるために時間もお金も体力も使ってくれたのか…」
ただただ衝撃でした。
そして、育児のために休暇をとって、時に時短勤務をして、徹底的に子供のために行動する妻。妻の姿を見ていると、最近ではこう考えるようになりました。
「あ、そうか。仕事に意識が向かないのは、それ以外に意識を向けているからなのかもなぁ」
子供の小さい共働きの方であれば仕事よりも育児に意識を向ける気持ちはよく分かります。
可愛い分、本当に手がかかりますよね!!可愛いんですけどね!!
わたしのいる会社は比較的産休や育休に理解のある会社で、よくお休みした後復帰されるお母さん方を見ます。
また、小さいお子さんがいて「ごめんなさい、急に娘の熱が出ちゃって午後休取ります…!」なんてこともよく見かけます。
そんなお母さん方はきっと「家庭に対しての意識」が高いのだと、最近になって気付きました。
最近、日本の人口減少が叫ばれています。人の数=消費の力、国の経済力にとても大きな影響があります。
人口が1人増える。これは会社のためにはならないかもしれないけど、国のためには間違いなくなるように思います。
人が増えれば消費も増えて需要も増えて経済も活性化する…なんてことを考えると、子育ての方が大事だとすら思えてきます。
もちろん、仕事と子育てを横並びに比較はできないと思いますし、各々意見もあると思います。
ただ、仕事にだけ意識を向けていてはこの事に気づけなかったなぁと思いました。
知識よりも意識
まとめると、知識よりも意識(想い/やる気と言い換えられるかもです)が大切だという事です。
意識があれば、それに伴って行動をしていく。忘れてはいけないことだと思います。
個人的な話ではありますが、最近家計を意識するようになって、保険の見直しをしています。
意識するとどうすべきか、どうしたいかが見えてきますね。本当に保険が必要なのか、ここまで考えるようにしています。
まだまだ私も意識できていない点があります。知識を詰め込むだけでなく、いろんなものに意識を向けたいなと思いました。
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